債務整理とは?依頼を検討している方が知っておきたい基本情報を詳しく解説
このサイトでは借金問題に直面している方を想定して、解決策となる債務整理について各種の方法の特徴や基本・注意点などを中心に幅広くご紹介しています。
任意整理や自己破産など数ある選択肢がありますが、共通しているのは借金問題の解決にあります。
専門家に依頼することで、督促や取立てなどが止まるので安定した環境で経済的にやり名オスチャンスを手に出来るのがメリットです。
債務事故に該当すると信用情報機関への登録も気になります。
債務整理とは?依頼を検討している方が知っておきたい基本情報を詳しく解説
債務整理とは借金の総額を確定して、債務の金額を圧縮したり返済方法を変更するなどして債務者の経済的再生をめざす手続きです。
債務整理には任意整理などの交渉を基本にしたものから、自己破産や民事再生のように裁判所の関与の元で強制的に進捗する手続きまで幅広い選択肢があります。
借金問題を解決できるのは大きなメリットですが、債務事故に該当すると信用情報機関に登録されて最低でも7年はキャッシングやクレジットカードを作ることが出来なくなるのは留意する必要があります。
状況に応じた債務整理の活用方法とは?
債務整理は大きく分けて任意整理、自己破産、個人再生の3つです。
負担が減るという点は共通していますが、それぞれメリット、デメリットが異なるので、特徴を理解して上手に活用する必要があります。
債務の額が少ない場合に、有効となるのが任意整理です。
専門家が消費者金融を始めとした債権者と直接交渉をして、減額や利息を免除してもらう手続きになります。
交渉成立後も返済は続きますが、官報への公告がなく手続によるダメージを最小限に抑えられるのが強みです。
自己破産は、裁判所に破産を申し立てて、借金を0にしてもらう債務整理で、手続き後に1からリスタートできます。
ただし、家や車などの財産を所有したままでの破産は認められないので、手放さなくてはいけません。
処分によって生まれたお金は債権者の返済に充てられます。
個人再生は債務を減額して残りを払っていく手続きです。
任意整理が示談交渉なのに対して、個人再生は法的効力を持っているので失敗するリスクがなく、財産も手元に残せます。
債務整理のメリット・デメリットとは?
債務整理のメリットとデメリットですが、利点はそれ以上無理な返済を続けていかなくても済むようになることです。
状況によっても異なりますので簡単には言えない面もありますが、少なくとも、普通に暮らしていくことさえ難しいような返済を継続する必要はなくなるというか、逆に言えば命を削ってでも借りたお金は何が何でも返済しなければ許さないというような無茶なことは、日本の法律上は言われることはありません。
これは返済を甘く考えて、借りたものは実は返す必要が無いのだというようなことではありませんが、当初は返せるつもりであっても状況が変わって難しくなることもあるでしょう。
そういう場合には債務整理も利用できるということです。
ただし約束を破ったことに違いはありませんので、何の不利益もマイナスもないようでは社会のモラルが崩壊してしまう可能性があります。
そのため新しくお金を借りるようなことができなくなるなど、一定の不利益を被るのは致し方ありません。
債務整理が日常生活に与える影響とは?
債務整理は抱えている借金を減額して、経済的再生をはかる手続きのことです。
任意整理や自己破産・民事再生・過払い金請求などいくつかの選択肢がありますが、いずれも合法的に借金の負担を軽減できる点では共通しています。
しかし債務整理に対して消極的な印象を持っている方もいて、借金返済に苦労しているのに足を踏み出せない方もいるようです。
そこで問題になるのは、債務整理が日常生活に与える影響です。
基本的に日常生活に影響がおよぼされることはありません。
戸籍や住民票などに記載されることはなく、原則的に就業する上でも支障はないわけです。
ただし過払い返還請求をのぞいて、債務整理をした事実は経済的信用を毀損するものであるだけに、信用情報機関に登録(いわゆるブラックリスト)に掲載されて7年程度はキャッシングなどは利用できなくなります。
また一部の専門職や金融関係の職業につくことも制限されたり、住居を自由に移転できないなどの制限はあります。
債務整理は家族や知り合いに知られてしまう?
多重債務などによって、借金を期日通りに返済できない状態になった時に行うのが債務整理です。
債務整理をすると家族や友人・知人に知られてしまうのか不安で、踏み切れない方もいらっしゃるかと思います。
実際のところ、どうなのでしょう?
実は債務整理には、任意整理、特別調停、個人再生、自己破産という4つの方法があり、内容は大きく異なります。
この内、個人再生と自己破産は金融機関のブラックリストにのり官報に掲載されますし、自己破産では大半の資産は差し押さえられてしまいます。
一方、任意整理と特別調停では弁護士か裁判所とのやり取りはあるものの、ブラックリストにはのりませんし資産の差し押さえなどは回避できます。
従って、知り合いに知られずに債務整理することは可能かもしれません。
しかし、家族の方に知られずにいることはなかなか難しいのではないかと思いますし、内緒にしておくことによって関係が悪化したりすることも考えられます。
無理に隠そうとせずむしろ相談しながら進めることをお勧めします。
債務整理における4つの手続きとその特徴
債務整理には代表的に4つの方法があり、特徴を踏まえてどの手続きを選択するかを判断することになります。
・任意整理は債権者との間で交渉して、債務減額や分割弁済などで合意することをめざすというものです。
話し合いですむのでコストが安いメリットがありますが、せいぜい金利の減免程度に落ち着くことが大半です。
・自己破産は債務整理のなかでも最もドラスティっクな効果を発揮する方法です。
裁判所から免責決定を得ることが出来れば借金は0になります。
ただし財産は原則失うことになります。
・民事再生は裁判所が主導して強制的に元本の一部をカットするという特徴をもちます。
裁判所の関与の度合いが強く、手続きも複雑で時間もかかる傾向があります。
・過払い金請求は、法定利息の上限で元本や利息などを再計算したときに、債務が0になるどころか反対に債権者からもらいすぎの現金を返還させるというものです。
最近では出資法改正などの影響で該当する人は減少傾向にあります。
元本のみの返済で済む可能性が生まれる債務整理
債務整理のなかでも比率が高く代表的な方法として認識されているのが任意整理です。
任意整理とは弁護士などの専門職が代理人となって、債権者と折衝して借金を減額するなどの返済条件を妥結することを目標にします。
債務整理のなかには自己破産や民事再生のように裁判所が関与する手続きも存在しています。
自己破産であれば借金自体が0になり、民事再生であれば裁判所の命令で元本を大きくカットするなどのメリットがある反面、手続きが厳格で時間もある程度かかることは覚悟しなければなりません。
これに対して任意整理は当事者の話し合いをベースにするので、柔軟な対応が可能で費用もほとんどかからないというメリットがあります。
任意整理では元本自体の減額がされることはほとんどありませんが、利息については減免に債権者が同意してくれることを期待できます。
損害金をカットして利息を減免するなどの内容に落ち着くことが多いですが、なかには利息をカットして元本返済に応じてもらえる可能性はあります。
精神的な余裕にも繋がってくる債務整理
貸金業者から督促状が届いたり債権者から取り立ての電話がかかって来るたびに胸が締め付けられるような不安感や恐怖感に襲われる、家族や友人や職場の人たちにバレてしまったらどうしようという焦りの気持ちや危機意識が強くなっている、残業や休日出勤や副業をしたりギリギリまで切り詰めた節約生活を送ったりしているけど返済できるのは利息のみで元金が減らないなどの借金にまつわる悩みがあり、精神的に追い詰められているという方は多いのではないでしょうか。
そんな方のためにあるのが債務整理です。
過払い金請求や任意整理で債務を減らしたり個人再生で新しい返済計画を立てたり自己破産で借金をゼロにしたりなど、債務整理の手続きをすれば生活は一変します。
心機一転人生を再スタートさせるための良いきっかけにもなりますし、経済的な問題が解決できるだけではなく精神的負担が解消されるというのも大きなメリットです。
自分の心の健康を守るためにも、借金問題は早めに解決させて全てをスッキリさせましょう。
債務整理をするとローンが組めなくなる?
債務整理をすると基本的にはローンが組めなくなりますので注意しておいてください。
債務整理とは、借金が返せなくなったので無しにして欲しいとお願いし認めてもらうことです。
これが認められたにも関わらず、その人にまたお金を貸す人がどこにいるでしょうか。
立場を逆にして考えてみて下さい。もしそんな人にお金を貸す者がいたらお目にかかりたいというか、詐欺にでもあっているのでない限り、正常な思考回路であれば自分は借りたお金を返しませんでしたという者にまたお金を貸すはずがないわけです。
現実的には融資を受けた金融機関以外の人は事情など何も知らないはずではないかと思うかもしれませんが、世の中はそんなに甘くはありません。
信用情報機関という組織があって、そこで情報が共有される仕組みになっています。
どのようなローンであれ、もし借りようとした際にはこの機関に照会がなされる仕組みとなっていますので、別の会社であってもすぐに分かるのです。
債務整理を依頼する際の注意点とは?
債務整理とは借金を返済するのが難しくなった状況にあって、債務を圧縮したり返済方法を変更するなどして返済額を少なくしたり帳消しにする手続きのことです。
返済困難な状況を脱することができるのは、経済的にやりなおすためには必要不可欠な性質をもっているのでメリットは大きいといえます。
本来100%返済するべきなのを、例外的に減少させるわけなので、デメリットが存在するのも事実です。
手続きが終了してから、後悔することがないように注意点を確認しておくべきでしょう。
まず債務整理を利用した事実は、事故情報として登録機関にデータが保管されることになるので7年程度は新規にキャッシングなどを受けることはできなくなります。
経済的信用が毀損するので、クレジットカードなども同様です。
ただし債務整理のなかでも過払い金請求だけで終了したときには登録機関にデータが保管されることはありません。
純粋な過払い金請求は払いすぎた利息を回復するにすぎず、狭義の債務整理に該当しないからです。